1900年は先発した1,136回のうち935回が完投で、8割を超えていた。2025年は4,860回の先発に対して完投は29回、0.6%しかない。
日本人
日本人メジャーリーガー 今季完投ランキング
歴代のシーズン最多はウィル・ホワイトの75(1879年)。今季トップ1とは74差。
完投の読み方
先発投手が最後まで一人で投げきった試合数。減った理由は投手の体力ではなく、勝ち方の設計が変わったことにある。同じ打者と3巡目に対戦すると打たれる確率が上がることが広く知られるようになり、球速の速い救援投手へ細かくつないだほうが失点を抑えられると判断されている。100球前後で交代するのは弱さではなく、勝率を上げるための選択である。
したがって通算の順位は、ほぼそのまま「いつの時代に投げたか」の一覧になる。上位10人のうち大半はサイ・ヤング(1890–1911)をはじめとする19世紀から20世紀初頭の投手で、現代の投手が入り込む余地はない。いまの投手を評価するなら、通算完投数ではなく、その年に完投を記録した投手が何人いたかという母数の中で見るのが実態に合う。
ほかの指標の歴代記録
数字はすべて MLB Stats API の実データ。歴代は全球団・全時代(ニグロリーグ統計を含む)。日本人(青)がMLBの歴史でどこに位置するかを強調。日本人通算は現役+レジェンド横断(レート指標は通算1500打席/300投球回以上)。現役期間は各選手のMLBデビュー日・最終出場日から算出。