岡本和真
ブルージェイズ ・ #7 ・ 野手
すべての数字は、野球の歴史に刻まれる。
日本人のためのベースボールアーカイブ
● 成績データはMLB公式APIから毎日更新 ● 記事は題材を選び、数字を検算したうえで執筆
8月18日(日本時間19日)、大谷翔平の30号2ランで、ドジャース移籍後の本塁打がポストシーズンを含めて150本になった。ベーブ・ルースがヤンキース移籍後の3年で残した149本を、3年目の8月に追い越している。前日は5打数4安打2本塁打。ルースに並ぶまでの2本のうち、1本目の28号はロッキーズの菅野智之から放ったものだった。ただし要した試合はルースの415に対して大谷は472。レギュラーシーズンだけなら148対139でまだルースが上回り、差を埋めているのはポストシーズンの11本である。そして今季の大谷の打球は、平均速度も角度も強い打球の割合も、移籍後3年でいちばん低い。
シーズン0勝8敗、防御率7.79。18試合に投げて勝ち星のないメッツ・千賀滉大が、いまチームの9回を任されている。3セーブは3度の機会すべてで成功し、8月の5登板は5イニング無失点、被安打1本だけ。1球ごとの計測データを見ると、先発時に7種類あった球種が、速球とフォークの2つで投球の88%を占める形に変わっていた。9イニングあたりの与四球は6.82個から3.60個へ半減。奪った三振7つのうち6つがフォークで、7つすべてが空振りだった。
振ってはくれる。当たってしまう。ワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースの守護神エドウィン・ディアスが13日、またも痛恨のセーブ失敗で佐々木朗希の6勝目を消した。直近4登板で3度目。だが1球ごとの計測データを開くと、ストレートの球速も回転数も横の曲がり幅も前年の水準に戻っていた。それでいて空振り率だけが4割から2割へ落ちている。しかも打者はボール球を前より多く振っている。同点に追いつかれた2本の適時打は、どちらもかつての決め球スライダーだった。
8月12日(日本時間)、カブスの鈴木誠也が20号本塁打を放ち、今季20本以上を打った日本人選手が4人になった。1シーズンに4人がそろうのは史上初で、これまでの最多は2023年からの2人。MLBで20本以上を記録した日本人は松井秀喜・大谷翔平・鈴木誠也・村上宗隆・岡本和真の5人しかいない。鈴木は4年連続の20本で、この継続は大谷に次ぐ。日本人の今季本塁打は101本になった。
8月13日(日本時間)の27号で、大谷翔平のドジャース移籍後の本塁打がポストシーズンを含めて147本になった。ベーブ・ルースがヤンキース移籍後の3年で記録した149本まであと2本。ただし中身は正反対で、ルースは148本がレギュラーシーズン、大谷は136本にとどまる。差を埋めているのはポストシーズンの11本で、ルースの1本と大きく違う。マーク・マグワイアの159本、アレックス・ロドリゲスの156本を含め、この記録に並ぶのは4人しかいない。
32歳の誕生日を迎えた時点のMLB通算安打は、イチローが1130本、大谷翔平が1140本。安打製造機と本塁打王というイメージの差に反して、同じ年齢での安打数はほぼ並んでいる。ただし要した試合数は796と1115で、320試合近く違う。イチローの162試合あたり230安打は現在の大谷の165.8を大きく上回る。イチローは32歳の誕生日以降だけで1959安打を打っており、これは大谷がいま3000安打までに必要な1827本より多い。
史上唯一の二刀流二人を、通算・最高シーズン・同年齢で全比較。
開く →最大6人を「メジャー◯年目/年齢」でそろえて重ねる。大谷×イチローも。
開く →全28指標のMLB歴代通算・1シーズン記録と、日本人が歴代でどこに食い込むか。
開く →野茂からイチロー、松井まで年代で辿る。
開く →1964年の村上雅則から78人。30球団すべてに日本人がいる。29年の空白も。
開く →歴代王者・球団別優勝回数・WS通算本塁打・歴代MVP。松井秀喜と山本由伸の日本人MVPも。1903年からの全715試合を集計。
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