ホワイトソックスは9月30日(日本時間10月1日)、敵地でアストロズとのワイルドカードシリーズ第2戦に7対3で勝ち、2連勝で地区シリーズ進出を決めた。村上宗隆内野手は「4番・一塁」で先発出場し、5打数無安打3三振だった。3年続けて100敗以上したチームが翌年ポストシーズンに進んだのは、1901年以降で初めてになる。
チームは1回、アントナッチの二塁打を口火に5安打を集めて4点を先制。ペーニャ、キャム・スミス、アルトゥーベのソロ3本で1点差に迫られたが、6回にメイドロスが左翼へ3ランを放って突き放した。先発のショーン・バークが4回8奪三振で3失点。そのあとを4投手が5回無失点でつないだ。
3年連続100敗の翌年にポストシーズンは史上初
ホワイトソックスは2023年に101敗、2024年に121敗、2025年に102敗を喫していた。2024年の121敗は、1901年以降のメジャーで1シーズンの最多敗戦だ。
1901年以降、3年続けて100敗以上したあとのシーズンは、今季のホワイトソックスより前に17度あった。そのどれもが、ポストシーズンに届いていない。今季のホワイトソックスは84勝78敗でワイルドカードの3枠目に入り、初めてその壁を越えた。同じく3年連続で100敗していたロッキーズは、今季も58勝104敗で、4年連続の100敗になった。
1年だけの100敗も含めると、翌年のポストシーズンでシリーズを勝ち抜いたのは、2020年のマーリンズ、2024年のロイヤルズに続いて3例目だ。
勝ち星を増やしたのは打線
102敗から84勝へ。押し上げたのは打線だ。得点は647点から776点へ129点増えた。一方、失点は742点から720点で、減ったのは22点にとどまる。
チーム本塁打は165本から211本に増えた。メジャー1年目の村上がチーム最多の35本を放ち、バルガスが33本、コルソン・モンゴメリーが31本と、30本以上を打った選手が3人並んだ。
村上はシリーズ8打数1安打5三振
ワイルドカードシリーズの2試合では、8打数1安打1打点、2得点、1四球5三振。第1戦に犠牲フライでポストシーズン初打点を挙げ、7回に初安打を放っている。
第2戦も当たりは出なかった。1回無死一、二塁で156キロのシンカーに空振り三振。2回は143キロのチェンジアップ、7回は159キロの直球に、いずれも空振り三振を喫した。
ただ、凡退のすべてが力負けだったわけではない。5回と9回は中堅への飛球に倒れたが、打球の速さはそれぞれ時速170.6キロと168.2キロ。どちらも強い当たりだった。
地区シリーズの相手は、同じア・リーグ中地区で優勝したガーディアンズ(85勝77敗)。今季の対戦成績はホワイトソックスの7勝6敗だった。第1戦は10月3日(日本時間4日午前2時開始予定)に、敵地クリーブランドで行われる。
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この記事の数字について(出典・集計方法)
- 試合の経過と成績は MLB Stats API の試合データ(gamePk 849846、
gameType=F=ワイルドカードシリーズ)による。打球の速さはマイルから換算した(1マイル=1.609344キロ)。5回の打球は106.0マイル、9回は104.5マイル。 - 「3年連続100敗の翌年」は、MLB Stats API の順位表(1901〜2026年のア・リーグとナ・リーグ)とポストシーズンの全シリーズ結果から当サイトが集計した。4年以上続けて100敗した球団は、4年目以降のシーズンもそれぞれ1度として数えている(例:1938〜42年に5年続けて100敗したフィリーズは、1941〜43年の3度)。ポストシーズンの出場枠は時代によって大きく違い、現在の12球団制は2022年から。
- 「100敗の翌年にシリーズを勝ち抜いた例」の2020年は、60試合制の短縮シーズン。
- 121敗は、1901年以降の1シーズンの最多敗戦(MLB Stats API の順位表による)。
- 第1戦の開始時刻は、MLB Stats API の日程データ(10月1日時点)による予定で、変更されることがある。
- チームの得点・失点・本塁打と選手の本塁打は、MLB Stats API のレギュラーシーズン(
gameType=R)の数字。ガーディアンズとの対戦成績も同じく MLB Stats API による。
