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ニュース2026-09-26佐々木朗希ドジャースリリーフ球速スライダースプリットポストシーズンMLB

佐々木朗希がリリーフで最速161.7キロ 4三振はすべて変化球

佐々木朗希がリリーフで最速161.7キロ 4三振はすべて変化球

ドジャースの佐々木朗希が9月22日と25日の2試合でリリーフ登板し、2回無失点、4奪三振。直球は最速161.7キロを記録したが、4つの三振はスプリットとスライダーが2つずつで、直球で奪ったものは1つもない。許した安打2本はどちらも直球だった。リリーフの2試合は空振り率が37.5%と先発期の28〜32%を上回り、スライダーの割合も上がっている。8月に落ちていた直球の球速も戻った。ただし34球という母数では傾向とは呼べず、先発のときから続く「直球が打たれる」課題が消えたとも言えない。

Baseball Archives 編集部・2026-09-26・データ出典 MLB Stats API

速い直球は、まだ三振を取る球になっていない――。ドジャースの佐々木朗希が9月25日(日本時間26日)の敵地ジャイアンツ戦で8回を任され、14球で3人を抑えて2三振を奪った。9月22日に続く今季2度目のリリーフで、2試合を合わせて2回無失点、4奪三振。直球は最速161.7キロを記録した。ところが4つの三振を1球ずつたどると、決めた球はスプリットが2つ、スライダーが2つで、直球は1つもなかった。

9月25日の8回は、先頭のメイヤーに160.6キロをボールにされ、スプリットを挟んで投げた161.3キロもファウルにされたあと、6球目の140.8キロのスライダーで見逃し三振。2人目のギルバートは、160.0キロの直球で捕邪飛に打ち取った。3人目のバンデュラには161.3キロで空振りを奪い、160.9キロをファウルにされ、この日最速の161.7キロはボールになった。最後は142.4キロのスライダーで、これも見逃し三振。直球で追い込み、スライダーで仕留める形が2打席とも同じだった。

さらに3日前、9月22日の本拠地パドレス戦も、三振を奪ったのは変化球だった。4回に登板してヘイズを148.9キロのスプリットで空振り三振、クローネンワースを147.6キロのスプリットで見逃し三振。一方で許した2本の安打は、どちらも直球を打たれたもの。ボガーツには2ボールから投げた161.1キロを、カンプサーノには159.6キロを弾き返された。2試合34球で、三振4つはすべて変化球、安打2本はすべて直球という内訳になる。

空振りは増え、球速は戻った

期間で区切って並べると、リリーフの2試合で動いているのは空振り率だ。

期間 登板 直球の平均 直球の最速 空振り率 スライダーの割合
開幕〜5/23 先発9 156.1km/h 160.1km/h 28.2% 21%
5/30〜7/30 先発10 158.7km/h 163.8km/h 31.8% 22%
8/7〜8/26 先発4 157.5km/h 163.0km/h 28.3% 22%
9/22・9/25 リリーフ2 159.7km/h 161.7km/h 37.5% 26%

先発していた期間はスイングに対する空振りが28%から32%で推移していたのに、リリーフの2試合は37.5%。9月25日の14球に限れば40.0%になる。同じ期間にスライダーの割合も21〜22%から26%へ上がり、落ちる球(スプリットとフォーク)は36〜38%から32%へ下がった。空振りを奪った6球は直球3、スプリット2、スライダー1で、直球でも空振りは取れている。ただ、三振を決める球にはなっていない。

一方、球速のほうには前段がある。8月中旬から佐々木の直球は落ちており、8月26日の先発では平均156.1キロ、最速159.2キロと、開幕からの2か月と同じ水準まで下がっていた。翌27日、右中指のマメで15日間の負傷者リストに入った。復帰後は9月22日が平均158.8キロ、9月25日が平均161.0キロ。ただしこの日の最速161.7キロは今季の最速ではなく、7月17日の先発では163.8キロを投げた。今季の直球を速い順に並べると、上位4球はいずれも7月の先発から出ている。

先発のときから、直球は打たれていた

ただし、直球で三振が取れていないのは、リリーフになってからの話ではない。7月17日までの先発17試合で、佐々木の4シームは被打率.313、打球の58.3%が時速153キロ以上の強い当たりだった。変化球のうちスプリットは被打率.170と抑えていたのに対し、4シームが数字を悪くしていた。とくに打者有利のカウントで投げた4シームは42打数20安打と打ち込まれ、投手有利のカウントでは46打数7安打に抑えていた。9月22日にボガーツに打たれた161.1キロも、2ボールから投げた1球だった。

もっとも、リリーフの2試合は34球しかない。空振り率は1球で1ポイント以上動く母数で、三振4つと安打2本の内訳も、傾向と呼べる数ではない。期間別に見て平均球速がこの2試合で最も高いのも、リリーフになったからなのか、8月に落ちていた球速が戻ったからなのか、34球では切り分けられない。言えるのは、160キロ台に届く直球がまだ三振を取る球になっておらず、アウトの多くを変化球が担っているということまでだ。

今季の佐々木は25試合で5勝5敗、防御率4.52。そのうち23試合が先発で、リリーフは9月22日と25日の2試合だけ。ドジャースは25日の試合を2対0で制して98勝62敗とし、地区優勝はすでに決まっている。ポストシーズンで佐々木が先発とブルペンのどちらを担うかは、まだ発表されていない。

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