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田中将大

最新ポストシーズンリーグ優勝決定シリーズワールドシリーズ

ポストシーズンは何勝で突破? 優勝決定シリーズ0勝2敗からは15%

2026年10月14日(日本時間) Baseball Archives 編集部 データ出典 MLB Stats API

この記事のポイント

  1. リーグ優勝決定シリーズは4勝で勝ち抜け。0勝2敗からの突破は40度で6度
  2. 敵地で2連敗したチームに限ると、23度で4度(17.4%)
  3. 0勝3敗からの突破は42度で1度だけ。2004年のレッドソックス

MLBのポストシーズンは、ワイルドカードシリーズ2勝、地区シリーズ3勝、リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズ4勝で突破できる。リーグ優勝決定シリーズで1985〜2025年に0勝2敗になった40度のうち、突破は6度(15.0%)。第1戦と第2戦を敵地で落としたチームに限ると、23度のうち4度(17.4%)になる。

ドジャースはブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズで、敵地のアメリカンファミリー・フィールドで2連敗した。過去の数字は2025年までのシリーズで数えた。

ポストシーズンは何勝で突破? 優勝決定シリーズ0勝2敗からは15%

ポストシーズンは何勝で勝ち抜け?

2026年のポストシーズンには、両リーグ6球団ずつの計12球団が出る。地区優勝のうち勝率上位の2球団は1回戦が免除され、地区シリーズから登場する。ナ・リーグはブルワーズが第1シード、ドジャースが第2シードだった。

ラウンド 形式 勝ち抜けに必要な勝ち 本拠地の順
ワイルドカードシリーズ 3回戦制 2勝 3試合とも上位シード
地区シリーズ 5回戦制 3勝 上位2・下位2・上位1(2-2-1)
リーグ優勝決定シリーズ 7回戦制 4勝 上位2・下位3・上位2(2-3-2)
ワールドシリーズ 7回戦制 4勝 上位2・下位3・上位2(2-3-2)

ワールドシリーズで本拠地が多い側(上位)は、レギュラーシーズンの成績が良いほうのリーグ王者になる。リーグ優勝決定シリーズは、上位シードが第1・2・6・7戦を本拠地で戦い、下位シードが第3・4・5戦を本拠地で戦う。今回はブルワーズが上位で、ドジャースはここから3試合続けて本拠地で戦う。

優勝決定シリーズで0勝2敗から勝ち抜けたチームは?

リーグ優勝決定シリーズは1969年に始まり、1984年までは3勝で勝ち抜ける5回戦制だった。1985年に7回戦制になってから2025年までの80シリーズで、片方が第1・2戦を連勝したのは40度。そこからもう一方が勝ち抜けたのは次の6度だ。

年 リーグ 0勝2敗から勝ち抜けた球団 相手 最終の勝敗
1985 ア・リーグ ロイヤルズ ブルージェイズ 4勝3敗
1985 ナ・リーグ カージナルス ドジャース 4勝2敗
2004 ア・リーグ レッドソックス ヤンキース 4勝3敗
2020 ナ・リーグ ドジャース ブレーブス 4勝3敗
2023 ナ・リーグ ダイヤモンドバックス フィリーズ 4勝3敗
2025 ア・リーグ ブルージェイズ マリナーズ 4勝3敗

6度のうち5度は第7戦までもつれた。最近の5年では2023年と2025年に起きており、決して遠い昔の話ではない。1985年は、7回戦制になった最初の年に両リーグで起きている。

敵地で2連敗したチームの突破は?

今回のドジャースのように、第1・2戦を敵地で落としたのは40度のうち23度。そこから勝ち抜けたのは、1985年のロイヤルズとカージナルス、2004年のレッドソックス、2023年のダイヤモンドバックスの4度(17.4%)だった。

本拠地で2連敗したケースは17度あり、勝ち抜けは2度(11.8%)。2025年のブルージェイズと、2020年のドジャースだ。2020年は新型コロナウイルスの影響で全試合が中立地のテキサス州アーリントンで行われ、ドジャースは記録上の本拠地として第1・2戦を戦った。

敵地で2連敗したほうが、わずかに突破の割合が高い。2-3-2の形では、次の3試合を本拠地で戦えるからだという説明はできる。ただ、23度と17度では数が少なく、差は偶然の範囲とも言える。

ワールドシリーズで0勝2敗から勝ち抜けたのは?

7回戦制のワールドシリーズは2025年までに117度あり、0勝2敗になったのは55度。そこから勝ち抜けたのは10度(18.2%)で、最後は1996年のヤンキースだ。それから2025年までの29年間、0勝2敗からの世界一は出ていない。

年 0勝2敗から勝ち抜けた球団 相手 最終の勝敗
1955 ドジャース(ブルックリン) ヤンキース 4勝3敗
1956 ヤンキース ドジャース(ブルックリン) 4勝3敗
1958 ヤンキース ブレーブス(ミルウォーキー) 4勝3敗
1965 ドジャース ツインズ 4勝3敗
1971 パイレーツ オリオールズ 4勝3敗
1978 ヤンキース ドジャース 4勝2敗
1981 ドジャース ヤンキース 4勝2敗
1985 ロイヤルズ カージナルス 4勝3敗
1986 メッツ レッドソックス 4勝3敗
1996 ヤンキース ブレーブス 4勝2敗

1985年のロイヤルズは、ア・リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズの両方で0勝2敗から勝ち抜けた。同じ年の優勝決定シリーズとワールドシリーズで2度とも逆転したのは、このロイヤルズだけだ。

0勝3敗から勝ち抜けたチームは?

7回戦制のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズで、0勝3敗になったのは2025年までに42度。勝ち抜けたのは、2004年ア・リーグ優勝決定シリーズのレッドソックスの1度だけだ。

レッドソックスは第3戦を本拠地で8対19と大敗した。そこから第4戦を延長12回、第5戦を延長14回で取り、敵地に戻った第6・7戦も連勝した。

ドジャースが0勝2敗から勝ち抜けたことは?

ドジャースは、ブルックリン時代を含めてポストシーズンで0勝2敗になったことが、今回を除いて18度ある。勝ち抜けたのは次の5度。

  • 1955年ワールドシリーズ(ヤンキースに4勝3敗)
  • 1965年ワールドシリーズ(ツインズに4勝3敗)
  • 1981年地区シリーズ(アストロズに3勝2敗)
  • 1981年ワールドシリーズ(ヤンキースに4勝2敗)
  • 2020年リーグ優勝決定シリーズ(ブレーブスに4勝3敗)

1981年は、ストライキでシーズンが前後半に分かれた年で、5回戦制の地区シリーズでアストロズに敵地で2連敗してから3連勝した。その勢いのままワールドシリーズでもヤンキースに2連敗から4連勝し、1年で2度の逆転を果たしている。

リーグ優勝決定シリーズに限ると、0勝2敗は2008年、2013年、2020年、2021年の4度で、勝ち抜けは2020年だけ。逆に1985年は、2連勝してからカージナルスに4連敗した側だった。

第3戦はいつ?

第3戦は10月14日(日本時間15日午前9時開始予定)、ドジャー・スタジアムで行われる。先発はブルワーズがロバート・ガッサー、ドジャースがブレイク・スネルの予定。勝てば1勝2敗、負ければ突破例が1度しかない0勝3敗になる。

日本人選手は0勝2敗からの逆転に関わった?

1995年以降、7回戦制のシリーズを0勝2敗から突破したチームで出場した日本人選手はいない。5回戦制では、2017年のア・リーグ地区シリーズで田中将大がヤンキースの0勝2敗からの第3戦に先発して7回無失点で1対0の勝利投手になり、チームは3勝2敗で突破した。

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この記事の数字について(出典・集計方法)
  • シリーズの勝敗は、MLB Stats API の日程データ(schedule、gameType=L=リーグ優勝決定シリーズ、W=ワールドシリーズ、D=地区シリーズ、F=ワイルドカードシリーズ)から、終了した試合の勝者を日付順に並べて数えた。シーズン単位の取得では雨天順延などで日付が変わった試合が21試合抜けていたため、各年9〜11月の日付範囲でも取り直して補った(2004年ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦など)。
  • リーグ優勝決定シリーズは1985〜2025年の80シリーズ(1994年は開催なし)。第1・2戦を同じチームが取ったのは40度で、もう一方の勝ち抜けは6度(6/40=15.0%)。第1・2戦の本拠地は、その2試合の本拠地球団で判定した。0勝2敗のチームが第1・2戦とも敵地だったのは23度で勝ち抜け4度(4/23=17.4%)、とも本拠地だったのは17度で2度(2/17=11.8%)。2020年は全試合が中立地(ア・リーグはサンディエゴ、ナ・リーグはアーリントン)で、記録上の本拠地で数えた。2020年を除くと、敵地で2連敗は22度で4度。
  • ワールドシリーズは7回戦制の117シリーズ(1903年と1919〜1921年の9回戦制、開催のなかった1904年と1994年を除く。1907・1912・1922年の引き分け試合は勝敗に数えない)。0勝2敗は55度、勝ち抜けは10度(10/55=18.2%)。0勝2敗のチームが第1・2戦とも敵地だったのは40度で、勝ち抜け7度。9回戦制では1921年のジャイアンツも0勝2敗から勝ち抜けている。1985年以降に限ると0勝2敗は22度、勝ち抜けは1985・1986・1996年の3度。
  • 0勝3敗は、7回戦制のリーグ優勝決定シリーズで17度、ワールドシリーズで25度の計42度。勝ち抜けは2004年のレッドソックスだけ。2004年の第3戦は19対8でヤンキース、第4戦(延長12回)は6対4、第5戦(延長14回)は5対4でレッドソックス(game/{gamePk}/linescore)。
  • ドジャースはブルックリン時代(ロビンズ・ドジャース)を含めて、全ラウンド(gameType=F,D,L,W)で0勝2敗になった18度(2026年を除く)。1916・1947・1953・1955・1965・1966・1981・2018年のワールドシリーズ(8度で勝ち抜け3度)、1981・1995・1996・2004・2006・2023年の地区シリーズ(6度で勝ち抜け1度)、2008・2013・2020・2021年のリーグ優勝決定シリーズ(4度で勝ち抜け1度)。1978年のワールドシリーズは、ドジャースが2連勝してから4連敗した側で、0勝2敗の18度には入らない。
  • 日本人選手は、scripts/find-records.mjs が使う日本人選手の辞書で抽出した日本人選手のポストシーズン出場記録(src/data/jp-postseason.json、1995〜2025年)を、0勝2敗になったシリーズの両チームと年・ラウンド・球団で突き合わせた。出場していない選手(ベンチ入りのみ)は含まない。田中将大の2017年ア・リーグ地区シリーズ第3戦(gamePk 526479)は7回、92球、3安打、無失点、1四球、7奪三振で勝ち投手(boxscore)。
  • 2026年のポストシーズンの形式は、MLB公式の日程(MLB.com 2026 MLB playoff and World Series schedule)、ワールドシリーズの本拠地の決め方はMLBの発表(2026年8月10日)、シードと1回戦免除はMLB.com のプレーオフの組み合わせ、3回戦制・5回戦制はMLB.com のブレーブスのポストシーズンFAQによる。各ラウンドの試合数(gamesInSeries)と本拠地の順は、MLB Stats API の2026年の日程データでも確かめた。
  • 第3戦の日程と予告先発は、MLB Stats API の日程データ(10月14日時点)による予定で、変更されることがある。
  • 日付は現地時間。

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