この記事のポイント
- 大谷翔平がハンク・アーロン賞の最終候補に。選ばれれば4年連続は史上初
- 今季のOPS.889は候補10人で2位、打点81は9位
- 受賞した3年はOPSがリーグ1位。今季の1位は同じ候補のクロウアームストロング
ドジャースの大谷翔平が、ハンク・アーロン賞の最終候補に入った。受賞すれば4年連続で、史上初となる。大リーグ機構(MLB)が10月5日(日本時間6日)、各リーグで最も活躍した打者に贈る同賞の候補を、両リーグ10人ずつ発表した。大谷は2023年から3年続けて受賞している。両リーグの候補20人のうち、日本人は大谷1人だった。
ハンク・アーロン賞は1999年に始まった。アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を破ってから25年になるのを記念して設けられ、ア・リーグとナ・リーグから1人ずつ選ばれる。

4年連続の受賞はまだ誰もいない
大谷はエンゼルスに在籍した2023年にア・リーグで、ドジャースに移った2024年と2025年にナ・リーグで受賞した。両リーグで受賞した選手は、大谷のほかにいない。
3年連続で受賞したのは、2001〜03年のアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)と大谷の2人だけだ。ロドリゲスはヤンキースに移った2007年に4度目を受賞し、これが最多となっている。大谷が今年も選ばれれば4年連続となり、4度目の受賞で最多にも並ぶ。
今季のOPSは候補10人の2位
今季の大谷は打率.275、30本塁打、81打点、OPS.889だった。OPSは出塁率と長打率を足した数字で、打者の総合力を表す。大谷のOPSは、規定打席に届いたナ・リーグ68人の中で3位。2位のジェームズ・ウッド(ナショナルズ)は候補に入っていない。
候補10人で並べると、OPSと出塁率は2位につける。一方で本塁打は6位タイ、打点は9位と、候補の中では下のほうにいる。
| 選手(球団) | OPS | 本塁打 | 打点 | 出塁率 |
|---|---|---|---|---|
| クロウアームストロング(カブス) | .942 | 45 | 107 | .372 |
| 大谷翔平(ドジャース) | .889 | 30 | 81 | .377 |
| デラクルーズ(レッズ) | .880 | 30 | 79 | .365 |
| バウアーズ(ブルワーズ) | .873 | 26 | 86 | .389 |
| シュワーバー(フィリーズ) | .857 | 45 | 97 | .354 |
| エイブラムス(ナショナルズ) | .833 | 33 | 106 | .336 |
| タティスJr.(パドレス) | .828 | 25 | 83 | .358 |
| オルソン(ブレーブス) | .823 | 41 | 93 | .321 |
| ウォーカー(カージナルス) | .793 | 29 | 102 | .327 |
| スチュワート(レッズ) | .787 | 32 | 112 | .330 |
候補10人のうち、成績で頭一つ抜けているのは、カブスのピート・クロウアームストロングだ。OPS.942はナ・リーグ1位で、45本塁打はシュワーバーと並ぶリーグ1位、119得点も1位。41盗塁を加え、40本塁打・40盗塁にも到達した。
大谷が受賞した過去3年は、いずれもOPSがリーグ1位だった。2023年が1.066、2024年が1.036、2025年が1.014。.889は2022年以来、4年ぶりの低い数字だ。
選ぶのはファンと往年の名選手
最終候補は、MLB.comの記者らによる委員会が今季の成績をもとに各リーグ10人に絞った。受賞者は、MLB.comでのファン投票と、選考委員10人の投票で決まる。選考委員にはデレク・ジーター氏やデービッド・オルティス氏ら過去の受賞者と、往年の名選手が名を連ねる。
ファン投票は米東部時間10月12日の午前11時59分(日本時間13日午前0時59分)まで受け付けている。受賞者は、ラスベガスで開かれる「MLBアワード」で発表される。
4年連続の受賞なるか。発表は11月11日(日本時間12日)。
関連記事
- 大谷翔平 2026年は打撃無冠 防御率1.79も終盤失速、衰えは?
- クロウアームストロング40-40は史上7人目 大谷より33試合遅く
- 大谷とPCAのMVP争い激化!4年連続5度目に黄信号
- オールMLBチーム2026予想 大谷翔平ら日本人5人、有力は山本由伸
- 選手ページ:大谷翔平
この記事の数字について(出典・集計方法)
- 最終候補、選び方、投票の期限、発表日は MLB.com の発表(2026年10月5日「VOTE NOW: MLB announces 2026 Finalists for Hank Aaron Award」)による。ファン投票と選考委員の票の配分は、この発表には書かれていない。選考委員は、ジーター、オルティス、アルバート・プホルス、ケン・グリフィーJr.、チッパー・ジョーンズ、ペドロ・マルティネス、ジョン・スモルツ、ジョニー・ベンチ、クレイグ・ビジオ、エディ・マレーの10人。
- 歴代の受賞者は MLB.com の受賞者一覧(1999〜2025年)で数え、Wikipedia の「Hank Aaron Award」の一覧と突き合わせた。受賞回数と連続受賞は、ア・リーグとナ・リーグを合わせて数えている。3度受賞しているのは大谷(2023〜25年)のほか、バリー・ボンズ(2001・02・04年)とアーロン・ジャッジ(2022・24・25年)。両リーグで受賞した選手は大谷だけ。2021年のア・リーグの受賞者はブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)で、大谷は受賞していない。
- 賞の由来は MLB.com の受賞者一覧のページの説明による。
- 今季の成績は MLB Stats API のレギュラーシーズン(
gameType=R)の数字(10月10日取得)。候補10人の順位は候補の中だけで並べた当サイトの集計で、同じ値はタイとした。OPSの「ナ・リーグ3位」は規定打席(502打席)に達したナ・リーグの68人の中での順位。本塁打・打点・得点のリーグ順位は、規定打席に関係なくナ・リーグの全打者で数えた。 - 規定打席到達者のOPS2位はジェームズ・ウッド(ナショナルズ、.891)で、今年の候補には入っていない。
- 2023〜25年のOPSのリーグ順位は、同じく MLB Stats API の各年の規定打席到達者(2023年はア・リーグ、2024・25年はナ・リーグ)で確認した。2022年のOPS.875も同じ API による。
- 日時は米東部時間から日本時間に換算した(10月12日は夏時間、11月11日は標準時)。
- 受賞の行方は予想していない。ファン投票の途中経過は公表されていない。
数字はすべて MLB Stats API ほかの実データです。データの出典と方針