この記事のポイント
- ドジャースは本拠地で2対6。あと1敗で敗退の0勝3敗に
- 0勝3敗になった42チームのうち、32チームは第4戦で終わった
- 第6戦までたどり着いたのは4チーム。ドジャースが0勝3敗になったのは1966年以来
ドジャースは本拠地でブルワーズに2対6で敗れ、ナ・リーグ優勝決定シリーズは0勝3敗になった。あと1敗で敗退する。
7回戦制のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズで、0勝3敗から勝ち抜けたのは2025年までの42度で1度だけ。しかも42度のうち32度、4分の3(76.2%)は第4戦で終わっている。

第3戦は10月14日(日本時間15日)、ドジャー・スタジアムで行われた。ドジャースは本拠地に戻っても流れを変えられず、3試合で7点、ブルワーズは15点を取った。数字は第3戦終了時点。
第3戦の決勝点はバウアーズの2点本塁打
ブルワーズは1回、先頭のチョウリオがスネルの試合の初球、157.1キロの直球を右中間へ運んで先制した。ドジャース打線はブルワーズ先発の左腕ガッサーを打てず、5回まで3安打無得点に抑えられた。
ドジャースは6回、2番手ウリーベから3つの四球をもらい、1死満塁とした。ここでスミスが中堅への2点二塁打を放ち、2対1と逆転した。ウリーベは20球のうちストライクが6球しかなかった。
7回もマウンドに上がったスネルは、先頭のボーンを歩かせた。続くバウアーズにはフルカウントから3球続けてファウルで粘られ、11球目の157.4キロの直球を右翼席へ運ばれた。これが決勝点になった。次のミッチェルにも2球目のチェンジアップを打たれ、2者連続の本塁打で2対4。
スネルは6回まで9三振を奪ったが、7回は1人もアウトを取れずに降板した。被安打4のうち3本が本塁打で、4失点で負け投手になった。ブルワーズは8回と9回にも1点ずつ加え、ホールが勝ち投手、メギルがセーブを挙げた。
0勝3敗になったチームの多くは第4戦で終わる
7回戦制のリーグ優勝決定シリーズ(1985年〜)とワールドシリーズで、0勝3敗になったのは2025年までに42度。そのチームが最後にどこまで戦ったかを数えると、次のようになる。
| 0勝3敗になったチームの結末 | リーグ優勝決定シリーズ | ワールドシリーズ | 合計 |
|---|---|---|---|
| 第4戦で敗退(4連敗) | 11 | 21 | 32 |
| 第5戦で敗退 | 2 | 4 | 6 |
| 第6戦で敗退 | 2 | 0 | 2 |
| 第7戦で敗退 | 1 | 0 | 1 |
| 4連勝で勝ち抜け | 1 | 0 | 1 |
| 合計 | 17 | 25 | 42 |
第4戦に勝って1勝3敗に持ち込めたのは、42度のうち10度しかない。第6戦までたどり着いたのは4度で、ワールドシリーズでは1度もない。0勝3敗は、シリーズを1試合延ばすことさえ難しい位置だ。
第7戦までもつれたのは2度。1度は2004年のア・リーグ優勝決定シリーズで、レッドソックスがヤンキースに4連勝した。もう1度は2020年のア・リーグ優勝決定シリーズで、アストロズがレイズに3連勝して第7戦に持ち込み、2対4で敗れた。
1年前は立場が逆だった
最も新しい0勝3敗は、2025年のナ・リーグ優勝決定シリーズのブルワーズだ。相手はドジャースで、ブルワーズは4試合で4点しか取れずに4連敗した。1年後の同じ顔合わせで、今度はドジャースが0勝3敗になった。
その前年の2024年ワールドシリーズでも、ドジャースはヤンキースを0勝3敗に追い込んでいる。ヤンキースは第4戦に勝ったが、第5戦で敗れた。ドジャースはこの2年、0勝3敗に追い込む側だった。
ドジャースが0勝3敗になったのは1966年以来
ドジャースが7回戦制のシリーズで0勝3敗になったのは、ブルックリン時代を含めて1966年のワールドシリーズ以来2度目だ。このときはオリオールズに4連敗した。4試合の得点は2点だけで、第2戦から第4戦は3試合続けて無得点だった。
リーグ優勝決定シリーズに限ると、0勝3敗は初めてだ。0勝2敗になったことは2025年までに2008年、2013年、2020年、2021年の4度あり、2020年は勝ち抜けている。
大谷翔平は2打数1安打、本塁打なしは114打席に
大谷翔平は6番・指名打者で出場し、2打数1安打1四球1死球だった。このポストシーズンで6番に入ったのは初めてで、地区シリーズは2番・5番・4番、このシリーズの第1・2戦は4番だった。本塁打は出ず、本塁打のない打席はポストシーズンを含めて114に伸びた。
8回の4打席目は、左腕ホールの初球のシンカーを中前へはじき返した。打球速度は182.7キロ。このシリーズの第1・2戦は、前に飛んだ4本がすべて153キロに届いていなかった。強い打球はこのシリーズで初めてだった。
このシリーズの大谷は3試合で9打数2安打(打率.222)、2四球1死球、3三振。ポストシーズン全体では7試合で22打数4安打、打率.182になった。ポストシーズンだけで数えると、本塁打のない打席は51になる。
佐々木朗希はこのポストシーズン初失点
佐々木朗希は2対4の8回に3番手で登板し、アウト1つを取っただけで降板した。1死から、トゥランの三塁へのゴロが内野安打になり、コントレラスにも中前打を打たれて一、三塁。ここで交代した。
後を受けたロブレスキーの暴投で三塁走者が還り、佐々木に1失点(自責点1)がついた。このポストシーズンの佐々木は3試合で3回1/3を投げ、失点はこれが初めて。直球の最速は162.1キロだった。
第4戦は日本時間16日午前9時から
第4戦は10月15日(日本時間16日午前9時開始予定)、ドジャー・スタジアムで行われる。ドジャースの予告先発はタイラー・グラスノー。ブルワーズの先発は、この記事の時点で発表されていない。
ドジャースは勝てば1勝3敗で、第5戦も本拠地で戦える。0勝3敗から第4戦に勝ったチームは42度で10度。まずはそこに入れるかどうかが、次に見るところになる。
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この記事の数字について(出典・集計方法)
- 第3戦は MLB Stats API の試合データ(gamePk 849811、
gameType=L=リーグ優勝決定シリーズ)の boxscore と playByPlay による。ブルワーズ6対2ドジャース。ガッサー5回3安打無失点、ウリーベ1/3回1安打2失点3四球(20球、ストライク6)、ホール2回1/3無失点で勝ち投手、メギル1回1/3無失点でセーブ。スネル6回、101球、4安打4失点、2四球9奪三振、被本塁打3で負け投手。 - 第1・2戦の結果は同じ日程データ(gamePk 849809・849812)による。シリーズの得点はドジャース1・4・2、ブルワーズ2・7・6。
- 0勝3敗は、MLB Stats API の日程データ(
schedule、gameType=L,W)を1903〜2025年の各年8月15日〜11月30日の日付範囲で取り、終了した試合の勝者を日付順に並べて数えた。シーズン単位の取得では日程が変わった試合が抜けるため、日付範囲で取った。リーグ優勝決定シリーズは7回戦制になった1985〜2025年の80シリーズ(1994年は開催なし)、ワールドシリーズは7回戦制の117シリーズ(9回戦制の1903年と1919〜1921年を除く。引き分けの試合は勝敗に数えない)。0勝3敗はリーグ優勝決定シリーズ17度、ワールドシリーズ25度の計42度で、10月13日の記事の数え方と同じ結果になった。 - 第4戦で敗退した割合は32/42=76.2%。第5戦で敗退したのは、リーグ優勝決定シリーズが2016年ブルージェイズ、2017年カブス、ワールドシリーズが1910年カブス、1937年ジャイアンツ、1970年レッズ、2024年ヤンキース。第6戦で敗退したのは1998年ブレーブス、1999年メッツ(ともにリーグ優勝決定シリーズ)。
- 2020年ア・リーグ優勝決定シリーズは、レイズが2対1、4対2、5対2で3連勝し、アストロズが4対3、4対3、7対4で3連勝、第7戦はレイズが4対2。2025年ナ・リーグ優勝決定シリーズは、ドジャースが2対1、5対1、3対1、5対1で4連勝。
- 1966年のワールドシリーズは、オリオールズが5対2、6対0、1対0、1対0で4連勝。ドジャースの0勝3敗は、ブルックリン時代を含めた7回戦制の全シリーズで1966年と2026年の2度(9回戦制の1920年はブルックリンが第2・3戦に勝っており、0勝3敗ではない)。リーグ優勝決定シリーズの0勝2敗(2008・2013・2020・2021年)は10月13日の記事による。
- 大谷の打席数は、10月12日の記事と同じく、四球・死球・打撃妨害を含む打席数で、ポストシーズンを含む。第2戦終了時点の110打席に、第3戦の4打席(左直、死球、四球、中前打)を足して114打席。8月18日(gamePk 824319)の30号が最後の本塁打。ポストシーズンだけでは、第2戦終了時点の47打席に4打席を足して51打席。
- 大谷のポストシーズン成績は MLB Stats API の試合ごとの記録(
stats=gameLog、gameType=P)による。7試合28打席、22打数4安打、4四球、1死球、7三振。打順は各試合の boxscore による。 - 打球速度は playByPlay の計測値。大谷の8回の中前打は113.5マイル、2回の左直は90.3マイル(145.3キロ)。第1・2戦の打球4本は最速86.2マイル(138.7キロ)で、10月12日の記事による。「強い打球」は打球速度95マイル(約152.9キロ)以上。
- 佐々木は1/3回、14球、2安打、1失点(自責点1)、0四球、0奪三振。三塁走者のトゥランはロブレスキーの暴投で生還し、失点は走者を出した佐々木につく。ポストシーズン通算(2026年)は3試合3回1/3、自責点1(
stats=season、gameType=P)。最速は100.7マイル。 - 第4戦の予告先発は MLB Stats API の日程データ(
probablePitcher、10月15日時点)による予定で、変更されることがある。開始時刻は同じデータの試合開始時刻(協定世界時16日0時)を日本時間に直した。 - 球速・打球速度はマイル毎時から、飛距離はフィートからメートル法に換算した(1マイル=1.609344キロ)。チョウリオの本塁打は直球97.6マイル、打球106.1マイル。バウアーズの本塁打は直球97.8マイル、飛距離412フィート(約125.6メートル)。
- この記事の時点で、試合後の監督・選手の発言は確認できなかった。
- 日付は現地時間。
数字はすべて MLB Stats API ほかの実データです。データの出典と方針