8月13日(日本時間)、大谷翔平がロイヤルズ戦で27号本塁打を放った。2点を追う場面での逆転2ランが、そのまま決勝点になっている。
この一本で、ドジャース移籍後の本塁打はポストシーズンを含めて147本になった。
ベーブ・ルースがヤンキース移籍後の3年で記録したのは149本。あと2本である。
移籍後の最初の3シーズンで140本以上
チーム加入後の3シーズンでこれだけ打った選手は、大谷を含めて4人しかいない。
| 選手 | 球団・年 | 合計 |
|---|---|---|
| マーク・マグワイア | カージナルス 1997-99 | 159 |
| アレックス・ロドリゲス | レンジャーズ 2001-03 | 156 |
| ベーブ・ルース | ヤンキース 1920-22 | 149 |
| 大谷翔平 | ドジャース 2024-26 | 147 |
大谷の2026年はまだ途中である。この順位は動く。
同じ147と149でも、中身は正反対
大谷とルースの数字は近い。だが積み上げ方がまるで違う。
| 大谷翔平 | ベーブ・ルース | |
|---|---|---|
| レギュラーシーズン | 136 | 148 |
| ポストシーズン | 11 | 1 |
| 合計 | 147 | 149 |
レギュラーシーズンだけならルースが12本多い。その差を大谷はポストシーズンで埋めている。
ルースがポストシーズンで打ったのは、3年でたった1本だった。
ポストシーズンの試合数が3倍違う
この差は打者の性質ではなく、時代の構造から来ている。
| ポストシーズン出場 | |
|---|---|
| 大谷(2024-26) | 33試合 |
| ルース(1920-22) | 11試合 |
ルースの時代のポストシーズンはワールドシリーズだけで、進出できるのは2球団のみだった。しかもヤンキースは初年度に出ていない。3年間で舞台は11試合しかなかった。
いまは複数のラウンドがある。大谷は2シーズンで33試合を戦った。打つ機会そのものが3倍ある。
そのうえで大谷は33試合で11本を打っている。3試合に1本の頻度で、自身のレギュラーシーズンのペースを上回る計算になる。
マグワイアとロドリゲスは1試合も出ていない
上位2人はさらに極端である。
マグワイアがカージナルスにいた3年も、ロドリゲスがレンジャーズにいた3年も、チームは一度もポストシーズンに進んでいない。上位2人の数字はすべてレギュラーシーズンのものだ。
マグワイアは1997年途中の移籍で、3シーズンといっても359試合しかない。それでいて最多の本数を残している。
残りで全員抜ける
ドジャースの残り試合は40あまり。そこにポストシーズンが加わる。
大谷がルースを抜くには3本、ロドリゲスには10本、マグワイアには13本が必要になる。今季のペースなら、レギュラーシーズン中にすべて射程に入る。
まとめ
- 大谷の移籍後3年の本塁打は147本。ルースの149本まであと2本
- ただしレギュラーシーズンでは136対148でルースが上回る
- 差を埋めているのはポストシーズンの11本。ルースは3年で1本だった
- ポストシーズンの出場は33試合対11試合。打つ機会が3倍ある
- マグワイア(159本)とロドリゲス(156本)は、3年間で一度もポストシーズンに出ていない
同じ「移籍後3年」でも、100年で舞台の数が変わっている。2つの数字を並べるなら、その前提ごと見たほうが正確である。
この記事の数字について
- 出典はMLB公式のStats API。ポストシーズンは
gameType=P、レギュラーシーズンはgameType=Rで分けて取得し、球団と年で絞って当サイトが集計した - 大谷の成績は2026年8月12日(現地時間)の試合終了時点。シーズン進行中のため変動する
- 「移籍後の最初の3シーズン」は各選手がその球団に在籍した最初の3年を指す。マグワイアの1997年は7月末の移籍で、カージナルスでの出場は年の途中から
- 4人の合計はポストシーズンを含む。レギュラーシーズンのみで比べると、マグワイア159、ロドリゲス156、ルース148、大谷136になる
- 「残り40試合あまり」は、ドジャースの消化試合を162から引いた概算
