今井達也のMLBでの歩み
アストロズが2026年5月25日に記録したノーヒットノーランは、今井ひとりのものではない。敵地アーリントンのレンジャーズ戦に先発して6回97球を無安打無失点で降り、残りをスティーブン・オカートとアリンバー・サンタが継いだ、球団史上18度目、継投では5度目のノーノーである。初回に3四球を与えながら、2回以降は16人の打者に四球1つしか許していない。この試合がメジャー移籍後初のクオリティスタートで、勝利は51日ぶりの2勝目だった。間が空いたのは、現地4月10日のマリナーズ戦で初回に5四死球を出して一死しか取れずに降り、翌11日に右腕の疲労を訴えてチームを離れ、そのまま負傷者リストに入っていたためである。栃木・作新学院のエースとして2016年夏の甲子園に出た時点で注目を集めていたのは藤平尚真・寺島成輝・高橋昂也の3人のほうで、今井の評価は大会の途中から上がっていった。初戦を13奪三振で完封し、8月21日の決勝では北海を7-1で下して54年ぶり2度目の全国制覇。同年のドラフトで西武が単独1位で指名している。2025年6月17日には横浜スタジアムで17奪三振の完封を投げ、松坂大輔が持っていた西武の1試合最多奪三振を更新した。2026年のWBCには、入団会見で「今のところ、出る予定はないです」と答えて加わっていない。9月20日までの1年目は、被安打58に対して四球51。打たれるより先に走者を歩かせている。21登板のうち6つは救援で、9月17日のロイヤルズ戦は9回のビハインドでの登板だった。
成績
2026年8月高度指標(投球)
2026年8月運を除いた実力防御率(K/四球/被本のみ・簡易)
平均 約4.0・下回れば良い
対戦打者を三振に取る割合
平均 約22%・27%↑で優秀
与四球の割合(低いほど良い)
平均 約8%・6%↓で優秀
奪三振率−四球率=支配力の総合
平均 約14%・20%↑で一流
9回あたり与四球
平均 約3.1・2.5↓で優秀
9回あたり被本塁打
平均 約1.2・1.0↓で優秀
MLB通算成績
日本人との対戦:日本人打者2人との通算成績
月別成績(2026年)
| 月 | 登板 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3月 | 1 | 0-0 | 13.50 | 2.2 | 4 | 2.63 |
| 4月 | 2 | 1-0 | 4.50 | 6.0 | 9 | 1.83 |
| 5月 | 4 | 1-3 | 4.79 | 20.2 | 15 | 1.06 |
| 6月 | 4 | 3-0 | 5.09 | 17.2 | 30 | 1.25 |
| 7月 | 4 | 1-1 | 7.71 | 11.2 | 14 | 2.40 |
| 8月 | 3 | 0-0 | 2.00 | 9.0 | 11 | 1.00 |
| 9月 | 5 | 0-0 | 2.00 | 9.0 | 14 | 1.11 |
出典 MLB Stats API。月ごとの成績をそのまま掲載しています(合計行は出していません。率の月平均はシーズン成績と一致しないため)。
ハイライト
今井達也の試合を見る方法
主要な配信サービスを比較しました。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
プライム会員(月600円)なら、Prime Video内のSPOTVチャンネルで年350試合以上のMLBを追加料金なしで日本語実況で視聴できる。30日間の無料体験あり。
無料で見てみる ↗NTTドコモのLeminoでも「MLB on SPOTV」を配信。日本人選手所属チームを中心に日本語で。月1,540円・初月無料。
まず無料で試す ↗国内スポーツやアニメ・ドラマが充実した総合配信。※2026年のMLB配信は未発表(2025年は無料生中継あり)。MLB目的なら上の2つかNHKが確実。
公式サイトで見る ↗※【PR】広告リンクを含みます。料金・無料トライアルの有無・配信対象試合は各公式サイトの最新情報をご確認ください(変更される場合があります)。
通算獲得額(日米)
この選手の記事
地区シリーズに残った日本人は5人 今永・今井・吉田は出番なく終戦
カブスで最多の32試合に先発した今永昇太、救援で防御率2.00と立て直した今井達也、負傷者リストにいた吉田正尚は、ワイルドカードシリーズで1試合も出場しないまま今季を終えた。鈴木誠也は2試合で7打数2安打。地区シリーズに勝ち残った日本人は大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、松井裕樹、村上宗隆の5人。
村上宗隆がPS初安打・初打点 Wソックス先勝、今井達也は出番なし
ホワイトソックスの村上宗隆が9月29日(日本時間30日)、敵地でのアストロズとのワイルドカードシリーズ第1戦に「4番・一塁」で先発し、1回の犠牲フライでポストシーズン初打点、7回の左前打で初安打を記録した。3打数1安打1打点、1四球2三振で2得点。ホワイトソックスは6対3で先勝し、3戦2勝制のシリーズで地区シリーズ進出に王手をかけた。アストロズは8投手をつぎ込んだが、今井達也の登板はなかった。3年連続で100敗以上だったホワイトソックスにとって、2021年以来5年ぶりのポストシーズンでの白星になった。
今井達也、MLB四球ワースト1位が初リリーフで3回パーフェクト
8月3日(日本時間4日)、ブルペンに配置換えされた今井達也が渡米後初のリリーフ登板で3回パーフェクト。岡本和真を含む5者連続三振で34球を投げ切った。今井は2026年に50イニング以上投げたMLB212投手のうち、BB/9 5.84でワースト1位。同時にK/9 11.24は10位に入る。この両極端を成立させているのはストライク率だ。ストライク率60%以上の6先発は防御率2.90、50%未満の4先発は防御率25.20。球速も球種構成もほとんど変わっていない。ブルペン転向が四球の解決策になるのかを、MLB全体のデータと照らして検算する。
援護率とは何か──同じ11勝、山本由伸と菅野智之の決定的な差
援護率は「投手が登板した試合で、味方が9イニングあたり何点取ってくれたか」を表す指標。2026年、山本由伸と菅野智之はともに11勝でMLB全体8位タイに並んでいる。だが援護率は菅野10.34、山本6.53で1.58倍の開きがある。原因はチームの得点力ではない(ドジャースのほうが1試合あたり0.27点多く取っている)。差の正体は「1先発あたりの得点」と「1先発あたりの投球回」という2つの数字の掛け算だった。山本は7回1失点で敗戦投手になり、菅野は5回6失点で勝利投手になっている。勝利数という指標が何を測り、何を測っていないのかを実データで分解する。
直近の試合と成績の変動
1.0回 1K 被安0 四球0 自責0
2.0回 4K 被安0 四球0 自責0
1.0回 1K 被安0 四球1 自責0
2.0回 3K 被安1 四球3 自責0
3.0回 5K 被安2 四球3 自責2
3.0回 3K 被安2 四球2 自責2
3.0回 3K 被安3 四球2 自責0
3.0回 5K 被安0 四球0 自責0
0.2回 1K 被安1 四球4 自責2
6.0回 8K 被安4 四球3 自責1
3.2回 3K 被安4 四球3 自責2
1.1回 2K 被安4 四球5 自責5
6.0回 10K 被安2 四球1 自責0
6.0回 11K 被安6 四球0 自責3

