佐々木朗希のMLBでの歩み
高校最後の夏、岩手大会の決勝で彼は投げていない。2019年7月25日、大船渡は花巻東に2-12で敗れ、國保陽平監督は「投げられる状態ではあったかもしれないが、私が判断した。(理由は)故障を防ぐためです」と説明した。同じ大会の4回戦では延長12回194球を完投している。9歳だった2011年の東日本大震災では陸前高田市で被災し、父と祖父母を津波で亡くした。ロッテ時代の2022年4月10日の完全試合は20歳5カ月での達成で、完全試合としてはNPB史上最年少にあたる。1回2死から5回までの13者連続奪三振はプロ野球新記録、捕手の松川虎生との合計年齢38歳330日は最年少バッテリーとしてギネス世界記録に認定されている。渡米が650万ドルのマイナー契約という形になったのは、25歳未満の外国人選手はマイナー契約しか結べず、契約金も各球団の国際ボーナスプールの枠内からしか出せないという規定があるためだ。2025年は5月13日に右肩インピンジメントで離脱し、秋に救援として戻っている。レギュラーシーズンでのセーブが無いまま、キャリア最初の2セーブをポストシーズンで挙げており、セーブが公式記録となった1969年以降ではこれが史上初になる。2026年は先発に戻ったが、8月26日のブレーブス戦を最後に右手中指のマメで離脱した。9月19日、ロバーツ監督は22日からのパドレス3連戦のなかで復帰させると明言したものの、先発か複数イニングの救援かはまだ決まっていない。
2024シーズン成績(NPB)
NPB成績・タイトルはMLB APIに無いため出典(NPB公式ほか)から個別収録。この年はMLB出場が無いためMLBの各指標(Statcast等)は表示されません。
通算獲得額(日米)
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佐々木朗希が地区シリーズ2回無失点 メジャー自己最速164.3キロ
佐々木朗希が地区シリーズ第2戦の8回、1死満塁をアクーニャの併殺で切り抜け、9回は三者凡退。チームはブレーブスに2対3で敗れ、シリーズは1勝1敗。大谷翔平は4打数1安打2三振。第3戦は山本由伸が先発する。
佐々木朗希がリリーフで最速161.7キロ 4三振はすべて変化球
ドジャースの佐々木朗希が9月22日と25日の2試合でリリーフ登板し、2回無失点、4奪三振。直球は最速161.7キロを記録したが、4つの三振はスプリットとスライダーが2つずつで、直球で奪ったものは1つもない。許した安打2本はどちらも直球だった。リリーフの2試合は空振り率が37.5%と先発期の28〜32%を上回り、スライダーの割合も上がっている。8月に落ちていた直球の球速も戻った。ただし34球という母数では傾向とは呼べず、先発のときから続く「直球が打たれる」課題が消えたとも言えない。
日本人投手の一発はMLB平均の1.2倍 打たれ方は2つに割れた
8月23日、千賀滉大が9回裏にサヨナラ本塁打を浴びて0勝9敗になった。同じ日、菅野智之も3回で降板している。2026年の日本人投手9人を合わせた被本塁打率は9イニングあたり1.40本。MLB全体の1.16本を2割上回る。だが1球ごとの計測データを開くと、打たれ方は2つの型に割れていた。今永昇太は被打球の速度が同条件371投手の平均を下回りながら30本を浴び、菅野智之は6人で最も高めを使わないのにバレル率が371人中5位に入っている。そして山本由伸と大谷翔平は、どちらの型にも入らない。
佐々木朗希はなぜ打たれるのか──最速163km/hの4シームとMLB1年目の現実を、球種データで読み解く
最速163km/hの速球を持つ佐々木朗希のMLB1年目(2026・ドジャース)は、防御率4.98・被本塁打19と数字が伸びない。球種別に分解すると、スプリットは被打率.170とはっきり通用している。最も打たれているのは最も多投する4シームで、被打率.313、強い当たりの割合58.3%。ただしその4シームは、投手有利のカウントでは被打率.152に抑えられていて、打者有利のカウントになると.476まで跳ね上がる。球速だけではメジャーの打者を抑えられない――佐々木の立ち上がりを、Statcastの実データで読み解く。(2026年9月26日に球種別の数値と分析を訂正)