菊池雄星のMLBでの歩み
高卒でのメジャー挑戦をいったん表明しながら、最後は国内残留を選び、会見の終盤に涙を流した。花巻東の3年夏、2009年の甲子園で最速154キロを記録した左腕である。同年のドラフトでは西武・阪神・ヤクルト・楽天・中日・日本ハムの6球団が1位で入札し、抽選の結果、西武が交渉権を得ている。渡米も制度の節目に重なった。2018年12月3日のポスティング申請は、その年のオフに改定された新制度の適用第1号で、譲渡金が入札額ではなく契約総額に応じた料率で決まる方式に変わった最初の例だった。12月31日にマリナーズと合意した3年4300万ドルの契約にも、選手側の延長オプションと球団側の4年6600万ドルオプションが積まれている。救援での登板は通算12試合あるが、そのすべてが2022年のトロントでの1年に集まっており、唯一のセーブもこの年のものだ。2024年は7月末のトレード期限でブルージェイズからアストロズへ移り、移籍後の10試合で5勝1敗・防御率2.70。そのオフにエンゼルスと3年6300万ドルで合意した。2025年は開幕投手を務め、2021年以来2度目のオールスターにも選ばれている。エンゼルスからの選出はこの年、彼ひとりだった。2026年9月20日までに積み上げた通算は1045回1/3。ところがポストシーズンで投げたのは生涯1度、救援での1回2/3しかない。2026年も開幕投手を任された。ただし4月29日のホワイトソックス戦で左肩に張りを訴え、3回のマウンドに上がったところで降板し、5月3日に左肩の炎症で負傷者リスト入り、5月22日には15日間から60日間の負傷者リストへ移っている。
獲得タイトル・受賞
NPB時代のタイトル
MLBのタイトルとは別。ベストナイン・ゴールデングラブ賞含む主要個人タイトルを収録。
成績
MLB通算年度別成績
| 年 | 登板 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | 32 | 6 | 11 | 5.46 | 161.2 | 116 | 1.52 |
| 2020 | 9 | 2 | 4 | 5.17 | 47.0 | 47 | 1.30 |
| 2021 | 29 | 7 | 9 | 4.41 | 157.0 | 163 | 1.32 |
| 2022 | 32 | 6 | 7 | 5.19 | 100.2 | 124 | 1.50 |
| 2023 | 32 | 11 | 6 | 3.86 | 167.2 | 181 | 1.27 |
| 2024 | 32 | 9 | 10 | 4.05 | 175.2 | 206 | 1.20 |
| 2025 | 33 | 7 | 11 | 3.99 | 178.1 | 174 | 1.42 |
| 2026 | 14 | 1 | 7 | 4.92 | 67.2 | 67 | 1.54 |
日本人との対戦:日本人打者3人との通算成績