リーグ平均より1.2上回る防御率で、今季は難しい戦いが続いている。
佐々木朗希は7月8日のロッキーズ戦で6.0回を投げ、5奪三振を奪った。失点は3。試合をまとめたという意味では及第点だったが、数字の背景を見ると、この投手が今季抱える課題がより鮮明に浮かぶ。
防御率5.33——リーグ平均の約4.1と比べると、明らかに水準以下だ。奪三振は80で全体では上位クラスながら、81.0回という投球回数で割ると、9回あたりの奪三振は8.9。この数字自体は悪くない。だが問題は、奪三振と四球の比(K-BB%)が約13%に留まることだ。本来、支配力のある投手なら、試合ごとにもっと余裕が生まれる。この試合も四球1つを与えており、こうした細かい「甘さ」の積み重ねが失点につながる構図が透ける。
運の要素を除いた実力防御率(FIP)が5.63という推定値も、防御率5.33と大きく乖離していない。つまり、運の悪さではなく、投球内容そのものが課題なのだ。
勝利を遠ざける「3勝5敗」の重さ
3勝5敗——奪三振という数字で見ると「80」は多いように見えるが、勝利に結びつかない。これは投手の本質的な役割を果たせていない状態を意味する。打者は得点を与え、投手は失点を防ぐ。その基本が今季、佐々木に逆風となっている。
6月、7月と試合が重なるこの時期、修正が急務だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| この試合 | 6.0回 5奪三振 被安打4 四球1 自責3 球数78 |
| 今季 | 防御率5.33 80奪三振 81.0回 3勝5敗 |