今永昇太が7月10日のレッズ戦で、キャリアの節目へ着実に歩を進めた。5奪三振を記録し、通算奪三振は396へ到達。あと4つで節目の400に届く状況だ。
この試合、彼の投球内容は悪くなかった。102球を投じた5回の間に、被安打7に対して奪三振5。四球は1本に抑え、自責点も1に留めた。リーグ平均K/9(1試合9イニングあたりの奪三振)が約8.6なのに対し、今永のそれは8.8と上回る。支配力の指標であるK-BB%(奪三振と四球の差の割合)も約18%で、精度の高さを物語っている。
しかし、この試合で注目すべきは「短いイニング」の現実だ。今季108.0回を投げて5勝8敗。防御率4.17はリーグ平均(約4.1)とほぼ同等だが、105奪三振という実績にもかかわらず、勝ち星に結びつかない構図が浮き彫りになっている。試合ごとに短いスパンで降板を重ねることは、チームの継投に頼らざるを得ない状況を示唆している。
通算400奪三振は、ベテラン投手の一つの大きな関門だ。あと数試合で到達する可能性がある今永だが、その記念すべき節目よりも、5勝8敗という勝敗の改善が急務となっている。奪三振の精度は確かなだけに、次戦以降、どこまでイニングを重ねられるかが焦点となる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| この試合 | 5.0回 5奪三振 被安打7 四球1 自責1 球数102 |
| 今季 | 防御率4.17 105奪三振 108.0回 5勝8敗 |